昨日の金曜日、「明日から天気が悪くなるから」ということで、久しぶりにお風呂の掃除をしました。
・・・なんて書くと、「汚ったね~!久しぶりに掃除?!」なんていう声が聞こえそうですが、
うちのお風呂は、「24時間風呂」です。でもジャ●メの「湯●人」じゃないんですよ(笑)
かなり強いジェットが出てくるんですが、そのジェットの先は、外釜にあるんです。
勝手口の外に、わりと大きなお風呂の外釜が置いてあって、それを掃除するんです。
湯船の掃除ではないんですね。
そうそう、湯船の掃除というのはめったにしないんです。最後に入る人が
湯船の周りのちょっとぬるついたところを手や専用スポンジで軽くこすっておけば
ジェットが出る穴の下に吸い込む穴があって、汚れなどが吸い取られるから、
お風呂のお湯はいつでも透明で飲んでも平気なくらいです。
(飲まないけれどね)
外釜の掃除というのは、普通は8ヶ月に1回くらいで良いことになっているけれど
我が家のように、脂と汚れにまみれた男子が何人も居るとそうは行かないんだなこれが。
もっと小さかったころは半年に1回くらいだったけれど、今じゃあなた、3ヶ月に1回くらいの割合で掃除しないと
ジェットの出方が悪くなるんですね。。。まったく何でこう男子って脂っぽいのかね。。。
っつ~か、ちゃんとキレイに体を洗ってから入れよ!(爆)
母がよく私やR達にお釜の掃除を手伝って、そうじゃないと私一人で一日かかってしまうから大変なの。。と
言っていましたが、いつも生返事ばかりで時間は過ぎて行き、私自身が率先して掃除したことって今までに3回くらいしか
ありません。このお風呂にしてから8年くらい経つのに。。
ジェットを止めて、お風呂のお湯の循環を止める為に、まず外についているコンセントを抜き、
キレイなお湯を湯船に流すパイプについているバルブと、
皮脂や髪の毛とか汚れを吸い込むパイプについているバルブのねじを捻って、
循環を止めてからの作業です。
まずそれをしないと大変なことになります。
がしかし、お釜のふたを開けたあと、
透明樹脂の板が四方にねじつきでとまっているけれど、
そのねじを回しても、このままでは絶対に板を取り外せないんです。
なぜかわかりますか? はい。 密閉された状態になっているので、
空気を入れて板を持ち上げる必要があるんです。
だから、ここでもう一度コンセントを入れてバルブを開放し、空気を入れたところですぐに板を持ち上げて、
その状態でまたコンセントを抜き、バルブを閉めるんです。
はい、とてもめんどくさいんです。。
その後、中には、素材がなんだかよくわからないんだけれど、
フェルトの薄いような帯状の布がドラムにぐるぐる巻かれていて
それが汚れのフィルターになってるんですが、そのドラムを取り除き、
取り除いた後、ドラムの内側に網状の筒がありますが、
その筒に入っているゲルマニウムの細かい石(40キロくらいある)を
筒ごと持ち上げて、その石をキレイに洗うんです。
お釜が高さがあるので、その筒を小柄な母とか私が持ち上げるという作業は
かなりの重労働です。
だから母は、筒を持ち上げる前に、石を少しでも取り除いて筒を軽くして
持ち上げるので、時間がかかるのです。気が遠くなります。
おまけに、この石を丁寧に洗うにあたり、一度ではまったく無理なので、
何十回も石をバケツに取り、きれいにしてから
洗浄した網状の筒の中に戻すという作業を力のない女性が一人でするのに
丸々一日かかるわけです。
その石に汚れがかなり付着しているから、どんなに水圧を高くしたシャワーで雑に洗っても
絶対に1度や2度ではキレイになりません。
この作業を私と
Rで、お風呂場でやりました。
二人でやった、ということと、
Rが力持ちなので、1時間くらいで終わりましたが、
ドラムに巻いてあった布を洗剤を入れずに洗濯機で洗い
樹脂板のすぐ下にある、
ブラシと呼ばれるフィルターを洗うのに1時間では足りないんです。
どんなにキレイにしたぞ!と思っても、乾いたときにちょっと振ると、細かい髪の毛とか湯垢とかがまだまだ落ちるんです。
この髪の毛が一本もなくなるほどキレイに洗うというのは不可能です。
だからどこかで「これでいいや」と妥協しないと終わりません。
でもいい加減に洗うと、湯船のお湯とジェットに影響がでます。
ブラシにからみついた髪の毛とか湯垢を取るのにものすごく時間がかかります。
すべての作業が終わるのに4時間くらいかかりました。
こんな大変な作業を母が一人でやっていたかと思うとほんとに申し訳なかったと思います。
「これでどんなに大変か、わかったでしょ?
だから天気の日じゃないとできない、という意味もわかるでしょ?
一日かかってしまうから大変なのよ、一人だと」
と母が言っていました。
いつもだったら私も
Rも「
また始まった。。はいはい」てな感じで
受け答えることもある母の言い方なんですが、今回の事に関してはまったく否定できず、
素直に「ほんとだね。。」と言ってしまいました。
こんどは、ちびKにもやらせよう、とRと相談しました。
どれほど大変か分かれば、私たちが決心したように、
「
湯船につかるときには、今まで以上に体をきれいに洗ってからにしよう」
ということが身にしみて分かるからです。人に掃除させているだけではその意味が分からないからです。
で、
腰痛です。 母は私よりずっと歳とっているのにほんとにエネルギッシュでバイタリティがあります、根性もあるかな。
歳からいったら、私が母をいたわらないと駄目なのに、私のほうが全体的にひ弱なんですね。生まれつき。
こればっかりは「若いくせに」とか言われたくない事なんですね。根性の問題じゃなく物理的なことがあるから。。。
母も疲れたとか腰が痛いとか言いますけれど、私のソレとは全然ちがうと思うんです。
私の場合、重労働をした後にやってくる、誰もが経験する「疲労痛」とはちょっと違うからです。
それもあるけれども、私は生まれつき背骨が側彎しています。横から見てS字じゃなくて後ろから見てS字なんです。
だから、Sの字の真ん中へんに比重が掛かると一点集中なので、ものすごく痛いんです。
背骨の1ピースと1ピースが擦れてるんじゃないかな、これって。。。っていう感じ。
寝て翌日治るというシロモノじゃなく、今でも痛くて仕方ありません。
歳からいったら、だらしないのですけれどね。。
そこが流血するようなケガと違って目に見えないだけに理解してもらい難いから辛いところなんです。
でも、万が一のときのために、いつまでも人任せではなく、私が
Rとちび
Kを従えて、率先してやらなければならない作業だと
しみじみ思ったので、次回からは、座りっぱなしじゃなく、立ったり座ったりの動作をしながら作業します。
自分で率先して掃除したせい。。じゃないと思うのですが、
入ったお風呂のお湯が全然硬くないんです。。
そんなことは、私以外の家族は、設置した当初から実感していたし、たまに近所の人が入りに来て感動することなんだけれど、
悲しいかな、デリケートじゃないのか、
私は今までそういう事をまったく感じたことが無かったんです。
ピリピリする感じが全然なくて、やわらかいという感覚を初めて!知ったのです。
また、私だけは例外で、すぐに湯冷めしているのに対し、私以外の全員は、寝ても体があったまってると言っていましたが
それも「うそだ。。」ってな感じで全然実感なかったのに、今回は、それを初めて肌で感じたのです。
湯冷めなんて全然しなかったし、布団に入った後もぽかぽかと温まっていました!!(感涙)
母は、熱いお湯だとピリピリするのに、うちのお風呂は温度設定を高くしているのに全然平気で、
友人たちに信じてもらえなかったようですが、
私が初めて「ピリピリしない!」話をしたら、「
そうでしょ?温泉でこの温度だったら私はピリピリして駄目なのよ」と声を大にして言っていました。
気持ちの良い設備には縁の下の力持ちが必ず居るんですよね。実体験でよくわかりました。