Boys will be boys.
男の子はやっぱり男の子。いたずらは仕方ない。
特に「いたずら」とは思わなかったけれど、のぶ先生と話をしていたら
このフレーズが頭をよぎりました。
先日某チャンネルで「無人島王」選手権 という番組を放送していました。
家族は、最初から最後まで観ていたのですが、私は途中だけしか観ていませんでした。
都会でのサバイバル決戦から始まり、勝ち抜いてきた者が、最後に
無人島で筏をこいで競うようなものでしたか?ご覧になった方は詳しいでしょうが
本当に断片的にしか観ていなかったので、その辺は適当ですが、
最後の戦いで、無人島で待ち受けていた65歳のディフェンディングチャンピオン、二名良日氏 は
私が土曜日だけ雑用係りとして働かせていただいているのぶ先生の
早稲田大学探検部時代の仲間です。氏は先生より2年後輩です。
このリンクにある「のぶ先生」は、24歳当時の写真です。世界一周を船でしている最中です。
先日の土曜日、先生の事務所のテーブルに一通の手紙が置いてありました。
「これ、誰から来たかわかる?」と先生。
差出人の名前は無く、住所はしっかり書いてあって、
その下に特徴的な字体で、つぎのような事が書いてありました。
●●は老後ヒマつぶし的で、開拓(チャレンジ)精神に欠け、ダメですねえ・・・
(●●は、氏が数多く主催しているイベントのひとつなので、固有名詞はまずいから書きませんでした。)
あ、二名さんからだ。
中を見せていただいたら、私がイメージする哲学者が書くような字面がどっさり並んでいました。
先生にとっては、●●にはどんなことでも当てはまるのです。だから固有名詞はどうでもよかったのだと思います。
「オレは別に、老後じゃなくたって、誰にだってあてはまるんじゃないかと思うんだけどね。」
どうやら、このフレーズが、良くも悪くも、かなり気になったみたいです。
自分はまだチャレンジしているつもりなのに、やっぱり「歳を取ったから開拓精神はなくなった」のだろうか。
いや、そんなことはない、歳なんて関係ないさ。若いやつらだって。
でも、何はともあれ、ちょっぴりショックだったようで、早速自分の教え子にこのことをメールしたそうです。
「年老いると、チャレンジ精神が無くなると言われてちょっとショックだった」ということを書いたのでしょう。
今でも交流のある教え子は、私のはるか後輩で、私たちのころより、ドライではっきりしていて
先生を先生と思っていない、いや、トモダチ感覚と思っているところがあります。
私たちでさえ「先生」付けしているのに彼女たちは「のぶ」とか「のぶお」なんて呼んじゃっています。
さっそく返事がきて、
「そりゃそうだよ。(先生だって)好き勝手なことばかりしてるじゃん」 と言われたそうで、ガクっときたみたいw
そうか。 好き勝手に海外行ったり、国内旅行したり、色々あそんでいるのは、
昔のようなボーイスカウト的な要素なんてまったく無く、有閑紳士の戯れに映っているのか。
でも私は思います。
確かに歳とともに、探検部でやったようなハードな事はできなくなるかもしれないけれど
しかも、年齢があまり変わらない同期仲間が、いまだにハードな事をやっているかもしれないけれど
別の意味で私は今でも先生は、かなりのチャレンジャーだと思います。
歳を重ねても「少年のココロ」をずっと持っている先生だから
小娘に言われた言葉に反応して、ガクっとしたりもするんです。
これからもあんまり「達観視」しないで、
いつでも笑ったり憤慨したりチクショーと思ったり、
哲学的な事を言ったり、
禅問答みたいな事を投げかけておいて
結局自分でも答えが見つからなかったり、
iPODシャッフルに曲を転送したり、
ソファで昼寝して寝言言ったり(←私が仕事中です)
大勢の人の前で講演したり、
テレビや雑誌の取材に応じたり、
それらの楽屋裏での出来事に憤慨してみたり、
いろいろし続けていってほしいです。
私が言わなくても、続けるでしょうが(笑)
十分チャレンジ精神は旺盛だと思います。
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