ただいま0:47。
今回の連休も15日、つまり実質上の今日でおしまい。
今回ほど、忙しい連休は今までなかったかも。
でもそのぶん、自分の部屋がきれいに機能的になったのだから、収穫といえよう。
さきほどシャワーを使い、髪の毛が乾くまで(ドライヤーを使うのは面倒。。。)バスローブを着て
缶ビールを飲もうと思って、缶を開けた。
缶臭さが気になる暇もなく、心底おいしいと思う。
飲んで「ああ~やっと楽チンになった!」とヒトリゴト。
突然思い立ったように、屋上へビール缶を持ったまま上がる。
あれ?まだ毛布が干してある。 ちびKったら、これだけはあとから干したから取り込み忘れたのか。
でも雨も降る様子ないしよかった。
これが冬だったら周りが真っ暗でどこに何が干してあるか全然見えないのだが
今はこんな時間でも薄明るくて全然真夜中という感じがしない。
そういえば、今夜の10時ごろ、北東の空に流れ星が見えるかもしれないとニュースで言っていた。
もうこんな時間だから全然見えない。
東京の空は、空気が汚れているから、星が沢山見えない。
でも、じっと目を凝らすと、
さっきまでまっさらだったキャンバスに、星が現れてくる。
ちょっと瞳を動かすと、やっぱり、さっきまで白紙だったところに沢山の星たちがうっすらと浮かび上がってくる。
不思議だ。
東京の空も結構見えるじゃん。
まったく真っ暗にはならないけれども。
どうしたって、遠くに見えるビル街の赤とか白とかのライト群に照らされる。
でも缶ビールを手に、ず~っと空を仰ぐ。 バスローブを着たまま(笑)
ダレも見ちゃいないし、イイんだ、イイんだ。
首が痛くなるほど、足元がよろけるほど、
ずっと空を仰ぐ。
沢山の星が浮かび上がる。
でも、なぜか金星は見えない。
どの星が見えなくても、「明けの明星」と「宵の明星」であるところの金星は見えると思っていたのに。
いつでも見えると勝手に思っていた「オリオン座」も見えない。
オリオンのベルトにあたる「三ツ星」も見えない。
そりゃそうだった。夏は「さそり座」がでてくるから、
さそりに刺されて命を落としたオリオンは、隠れているから見えないんだった。
そんなこともすっかりと、毎日の生活に追われて忘れていた。
思えば、私が空とか星を好きになったきっかけを作ってくれたのは父だった。
私を幼少のころから毎月少なくても1回は、プラネタリウムに連れて行ってくれた。
かならず月に一度は通っていたのでパンフレットは1年に12シートは集まった。
そのときから私は天体に興味を覚えるようになったし、空が好きになった。
そんな父も、原因不明の神経からきている病気で、今では外出するときには車椅子だ。
ところで、オリオン座が見えなくせに、さそり座も見えない。
「北斗七星」も見えない。
北斗七星は「ほ、く、と、し、ち、せ、い」と、本当に七つ数えて柄杓の形になる星座だ。
その柄の部分から5倍ほど行ったところにカシオペアがある。
カシオペアも「カ、シ、オ、ペ、ア」と5つ数えて「W」の形を作る星座だ。
それも見えなかった。
おかしい。。私が歳くって、勘違いしているのか。ほんとは見えなくていいのか。そんなばかな。
流れ星は見えなかったけれども、久しぶりに、人目をはばからず(真夜中だし)
屋上でバスローブのまま缶ビールを手にして、空を仰いで
とっても癒されたというかほっとしたというか、気持のよいちょっとした時間を過ごせた。
時間にしてほんの10分くらい。それでもとても楽しかった。
空はいつでもどこでも、私を楽しませてくれ、いくら見ても全く飽きない。
そういうふうに私を教育してくれた父に、今更ながら感謝している。
階段を下りる最中、
ちびKの部屋が覗ける。
ちびちびKと共に、ゲームみたいのをやっている。
明日は片方は朝からバイトだし、もう片方は、夏期講習のはず。
こんな時間まで起きていてよいのかと、屋上に上がる途中で声かけしたはずなのに、
まだ起きている。
私の言う事など、ただのBGMなのか。まあ、それでも良い。自分で後悔などの体験をしないとわからないこともある。
Rは、自室が暑いからといってリビングに寝ている。
悪いからと言って、エアコンは消して、真っ暗な中で寝ている。
それだったらよほど、自室のほうが風通しも良いし寝やすいとは思うが、ものすごく散らかっているから嫌なのかも。
暇がないとは言え、少しは整理整頓を覚えるべきだと思う。
さっぱりした部屋の快適さを知っている私は、声を大にして言いたいが、まあ、個人の自由かもしれぬ。
すでに1時から13分過ぎてしまった。
もっとブラインドタッチが速かったはずだが、ビールのせいでおぼつかない手つきになったか。まさか(笑)
1:14になったので、そろそろ寝よう。