朝の10時過ぎに到着して、16時30分のジェット船で竹芝に戻るというスケジュールでしたが、
あまりにもゆったり時間が流れてなんかのんびりした気分です。
時間がかなり余り、観光も別にするところがなく、
港近くの土産物店つきの喫茶店に入りました。
頼んだものは、「大島牛乳」のホットだけだったのに、
リッツクラッカーに地元で採れたプラムのジャムを塗ったものとか、
地元の梅干しを甘く煮たものなんかを「どう?」なんて言って出してくれたり、
朝どりのキュウリのスティックに「べっこう」を添えたものを
「こんなのいかが?」なんて出してくれたりして、
かなり親切でのんびりしたオバサマが店主です。
なんとなく申し訳なくて、思わす「べっこう」を買ってしまいました。(おいしいけれど)
味噌に砂糖と大葉と青とんをいれたものを「べっこう」と言うそうで、
ご飯の上に焼きのりと白身魚を載せて、
その上にべっこうを載せて丼にして食べたり、
冷奴の上とか、茄子とピーマンの味噌炒めにも良いとのこと。
かなりサービスがよく、
「ちょっと青とんあげようか…家で作ってみて」なんて言って、
レシピを教えてくれながら青とんを袋に一掴みくれました。
「べっこう」は小さいパックに300円で売っていたのを買ったのに、
「家で作ってみて」なんて言って青とんまでくれるなんて。
商売っ気がないというか、島民ならではでしょう。
島の公園から猿とかキョンが逃げて、畑のキュウリを食べちゃうとか、
全く他人事の様にまったりとしゃべります。
ニュースにならないのか聞いたら、
「ならないわねぇ…ああもう海が夏の海だわ、キラキラしてる」
なんて遠い目で海を見ています。
なんてのんきなんでしょう。
また機会があったら来てくださいと言われて「絶対に来ます」と言いました。
日帰りがもったいない旅でした。
遊びではないので仕方ないけれど、
交通費が高いからその分一泊くらいはしたかったです。
写真はとなりの土産物店で売っている調味料です。
椿油にとんがらしが入ったのは、
オリーブ油みたいな匂いがします。焼酎のほうは、かなりキツいです。
古きよき日本のような光景ですよね。
満喫されたようで何よりであります。
投稿情報: task7はずぅっと独り | 2011年7 月19日 (火曜日) 21:25