物心ついたときから
この景色は見慣れています。
当時は、桜=入学式という図式が無意識に頭の中にあって
必要以上に神経質だった私は、
無条件に嬉しい景色とは思えなかったのを覚えています。
集合写真も好きじゃないし、みんなの前で自己紹介をするのもいやだ。
とにかく、そっとしておいてほしい。みんなと楽しくはしゃぐのが全然楽しくなかった。
仲間に入らないと、のけ者にされているのじゃないかと大人が心配して
わざわざ「入れてあげて」とみんなに諭す。それがどれほどうざかったか。
当時は、「うざい」なんていう言葉を知らなかったから、とにかく不穏な気持ちで一杯でした。
だんだん周囲にも慣れてきて、年度始めの慌しい雰囲気が苦ではなくなってきて
自然と桜を満喫できるようになったのは、中学生になってからだったかな。
今では本当にこんな桜並木の近くに生まれ育って、今でも同じ土地に住んでいることが
幸せだと思えるくらい大人になりました。(十分に大人ですがww)
大好きな場所を選んでみました。
今では毎日の通勤路です。(自宅から歩いて約17分が職場です)