ロードショーにはなっていないような感じの映画でも、
売れている俳優さんが出演していたりすると気になって観たくなります。
堺雅人さんはテレビでも活躍しているし、「チームバチスタ/ジェネラルルージュ」にも出ていたし。
最初に堺さんの存在に気づいたのは、「新撰組!」の「山南敬助」役でした。
でも、この大河ドラマ自体を続けて観ていなかったので、あまり印象には残りませんでした。
その後、キムタク主演のドラマ「エンジン」で、児童養護施設の職員役(同僚役の小雪さんを慕う役)で
とてもよく知る存在となりましたが、役柄があまり好きではなかったので必然的(?)に堺さんのこともあまり(笑)。
堺さんを好きになったのは、去年放映していた「官僚たちの夏」に出演したのを観た時です。
独特のやわらかい表情は、どんなに厳しい顔をしても、どこか微笑んでいますよね(笑)
で、今回のこれ。
その堺さんが出ているというのと、
「シーナ&ロケッツ」のギタリスト、鮎川誠さんとの共演だというので、
興味があってDVDを借りました。
二人の取り合わせが、どうしても想像つかなかったのです。
内容は、まあ~、シュールなこと。
シュールなんだけれど、矛盾した言い方だけれど、日常ありそうな光景を繰り広げています。
特別変わった生活でもないのだけれど、
鮎川さんがかかわっていると全てがシュールに感じてしまうのが不思議です。
鮎川さんのあのヘタウマな演技。不思議な魅力です。
真っ黒なサングラスをかけてシーナの斜め後ろで黙ってギターを弾いているときの雰囲気は
細長くした「エージェント スミス」にも似た雰囲気があったのに
ちょっとサングラスの色が薄くなったら、不思議なとぼけたオジサンに大変身。
堺さんと鮎川さんがジャージを着ている姿がとぼけていてほのぼのしています。
近く(といっても遠いけれど)にすんでいる不思議な女性役の大楠道代さんも
モノクロの絵にビビッドカラーの差し色をしているような効果的な役でした。
着ている服もとてもカラフルで私は好きでしたが、
「ツモリチサト」さんも協力しているようでしたので、おそらくツモリさんのデザインではないかと。
私はそんな、どうでもよさそうな細かいところまでついつい見てしまうのです。
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