一重のラップブレスを母のために２種。

最初に作ったのが、水晶ビーズを通したものです。

 

仕事柄、水晶の数珠タイプのブレスを常時身に付けていますが、

誰もが身につけている数珠タイプではなく、

少しおしゃれで機能はそのまま（＝水晶のお守り）という

ブレスを作ろうかとの提案に「是非ほしい」との要望があり、作ったものです。

機能は数珠なので、皮コードは使わず、全体をモノコードで仕上げました。

だからクニャクニャしています（笑）

留め具は、「スギライト」という紫色の大玉ビーズ（パワーストーン）をつけました。

目の錯覚で、水晶の穴を通る黒いモノコードが直線的に映り

丸ビーズではなく、角ばったビーズを使ったように見えるところが

一般的な数珠タイプと違っているので気に入ったようです。

次に作ったのが、下のタイプの一重ブレスです。

私が最後に作った、グリーン系の一重ブレスを見て、

素敵だからこういうのが欲しいとの要望でした。

派手すぎず、でも地味なのは嫌。というあまりにもアバウトでファジーな表現。

それでいて「お任せ」という。そういうのに限って、

作ったあとに色々意見するんですよね（苦笑）

まあそれも、肉親だからできること。

他人様に作ってもらったりしたら、ましてや無料で作ってもらったら

自分のセンスじゃなくても

「あら～素敵！ありがとう！」なんていうのが世間一般の礼儀です（笑）

毎日色々作っている私のセンスを信頼しているのでしょうが、

念のため、私が「虎の子」として大事にしていて、

いざというときに登場させようと思っていた

チェコビーズの6mmファイヤーポリッシュの「ブラックダイヤモンド」色を

メインに作りました。

まずこれがメインだったら、

地味にも映るけれど、組み合わせによっては派手にもなる便利な色なので

大丈夫だろうなと踏んでいました。

これ一色だけだったら、素敵は素敵だけれど、

ある程度の年齢に達しているご婦人の場合

素敵というより、地味になりがちです。

そこで、繊維の「ツイード」をイメージした雰囲気で作ろうと思いました。

ツイードとは色々あるけれど、

今回のツイードは「ヘリンボーン（杉織）」ではなく、

この写真のような生地を意味します。　⇒　

土台になる色が決まっていて、

そこに不規則に、土台の色に全く関連の無い色をはめ込むという

色の組み合わせ方をしました。

それがこれです。

 

携帯で撮ったので、あまりキレイではないけれど、

つけるとこんな感じで、母はすごく気に入ってくれました。

見えているところだけカラフルな色が

一粒一粒間をおきながら入ってます。

その他の部分（両側）は単色の

ブラックダイヤモンド色です。

留め具は、私が純銀で作った

横長のボタンを使用しています。