作家ライヤの宝石箱 by Laija

コイン型純銀ネックレストップ

お姉様に、日ごろの勤労感謝の気持ちを込めて

アクセサリーをプレゼントしたい、というオーダーを頂きました。

ネックレスで、シンプルだけれど石がちょっと入ったもの、

パワーストーンで、ブルーが好きだからラピスと

強運になってほしいから、オニキスなんかを入れてみて・・との事でした。

堅いお仕事に就かれているそうなので、あまり派手なのはできない、と。

派手なのができなくて、ラピスを入れて・・オニキスもちょっと、か・・

私の頭の中ではどうしても思いつかなかったのでした。

天然石を入れると、私の技術では「縦爪」あるいは「石留め」でするしかなく

それを派手にしないように・・というのがすごく難しかったのです。

色々考えた挙句、天然石の代わりに、石に見立ててUV樹脂を使って良いか伺いました。

全部私に任せてくださることになりました。

裏はやわらかく磨いた鏡面仕上げ、表は鎚打ち仕上げにし

アウトラインはダイヤカットのようなカットを周りに入れ、

表面とのコントラストをつけるために鏡面に磨きました。

３箇所に小さく穴を開け、そこにUV樹脂を入れて硬化させ、

ブルーの石を１粒、ホワイトジルコンを２粒いれたように仕上げました。

表面には、「真鍮線」を渦巻きのように入れ、

シルバーの中にうっすらと金色がみえるようにしました。

これで、派手すぎず、でもささやかに主張しているトップができたと思います。

こちらは、樹脂を入れる前です。

表面に小さく３箇所穴が開いています。

そして、この写真のしたにある２枚は

樹脂を入れて仕上げたものです。

通常はチェーンで、

アフターファイブは皮紐でチョーカーにと

２ｗａｙです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皮紐は後ろをボタンで調節しながら

つけていておかしくない長さまで長くできるチョーカータイプです。

皮紐をつけている写真を撮るのをわすれましたが、うしろにあるのが皮紐です。

 

オニキスをいれることができなかったので、オニキスでつくったピアスを差し上げました。

 パーツとの接続部分は、アーティスティクワイヤで渦巻きにつくりました。

渦巻き尽くしです（笑）

 

 

 

久しぶりのワイヤーワーク

・・・というほど大げさなものではないのですが

細かい作業だったし、形を作るのに結構緊張しました。

自分のなら適当な形にしてこれでよし！とするのですが

ネックレスのオーダーに使う留め具です。

しかも、そのネックレスは、ご自身で高級な天然石ビーズを買ってきてくれて

「これらを使ってネックレスを作って欲しい」とのご依頼だったので

それに見合うくらい真剣に取り組まなければならないと思ったからです。

あ、いつももちろん真剣に取り組んでいますけれど＾＾

それぞれのフックの先端は、強度を増すためにハンマーで叩いて少し平たくしてあります。

半永久的なものではないので、もし破損したときに直しがしやすいように

フックと本体の間にボールチップを使おうと思います。

じかに本体にフックをつけてしまうと、フックが破損した場合に

本体も糸を通しなおさなければならない事になったらちょっと大変だからです。

どんなデザインのネックレスにしようか、

考えるだけで緊張するしワクワクします。

 

ワイヤーワークのアクセサリー２種

リフォームのオーダーがありました。
ピアスとネックレスのおそろいのアクセサリーの金具部分が取れてしまったので、全く別のものにリフォームしてほしいとのご依頼でした。

そこでワイヤを使って何かできないかと考えあぐねて、
１個はペンダントトップを作り、皮紐をつけて、先に渡しました。

以前ＵＰしたこれがそうです。

 

これとお揃いになるように、同じワイヤを使ってリングとブレスレットを作ってみました。
ブレスレットはネックレスと同じ皮紐を使っています。
ネックレスよりも一回り大きいです。

ピアスだった１対をネックレスとリングにリフォームしました。

リングにする玉は、ちょっとキズがあり、留め具が取れた接着剤の跡も気になっていたので
そこを上手く隠すように工夫したつもりです。

鳥の巣のように、ワイヤを土台にグルグル巻き、
それをリング台に強力パテで固定してから、玉をバランス良く載せ
そこにワイヤリングをしました。

リングはつけるとこんな感じになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブレスは、最終仕上げは、リストサイズに合わせますが、雰囲気はこういう感じです。

紐が長いので今は２重みたいになっていますが、実際は１重巻きです。

ワイヤーワークのチャーム

友人から、金具が取れてしまったピアスをリフォームして欲しいと依頼がありました。
ガンメタルカラーのアーティスティックワイヤーを巻いて、
皮コードをプラスして、ネックレスに作り直しました。

気に入ってくれたようです。

ブレスレット２種。カラフルなものとシンプルなもの。

長いことお世話になった優美子さんが、海外青年協力隊員として
レバノンに旅立ちます。

今までのお礼として、お守り代わりになるようなものをプレゼントしたいと思いました。

それがこの２種のブレスレットです。

とてもボーイッシュな女性で、バイク通勤をし、
今までに一度もスカートを履いている姿を見たことがありませんでした。
数年前にプレゼントした、今の私ではちょっと考えられないくらい稚拙なシルバーのペンダントを
今でもライブに行ったりするときに、アクセサリーとして身につけてくださっているとのこと。

遠いアラブの土地で、ヘビーデューティな仕事をしていても
どこかお洒落を楽しんで欲しいと思い、
付けっぱなしでＯＫ（水にぬれても気にしない！）のブレスと
ビーズ仕様のラップブレスの２種類をプレゼントしました。

どちらも「お守り」としての機能を備えています。

ビーズは当然私の好きなチェコビーズで、
彼女のイメージカラーで作りました。

留め具部分は、皮紐の続きから結び目をつくり、皮のボタンのイメージでトグルを作りました。
ループになっている側に銀のビーズを取り付けて、
銀のビーズを左右にスライドさせれば、多少のサイズの調節ができるように工夫しました。

仕事の支障にならないように、シンプルに一重巻きです。

シンプルな皮紐仕様のブレスは、付けっぱなしでＯＫ。
留め具部分にはラピスラズリの天然石、そして皮紐に通したのは
白蝶貝とモスアゲートの玉。

似たようなデザインのものをまとめて２本、私も付けっぱなしにしています。

皮紐は「ジプシー」と名前がついた、生成りとピンクのグラデーションのものを使いました。

喜んでくださってよかったです。

牛皮コードを使ったチェコビーズのブレス

職場の先輩が、パリで買ったバッグについていたハーブのサシェを下さったので

そのお礼に作らせていただきました。

すこし前にこのブログにアップした、皮コードのラリエットが静かなブーム（笑）で

自分用にも作ったのですが、それに気づいた方は素敵だと言ってくださり

オーダーも入りました。

私自身も気に入っていて、作り方もとても原始的（笑）で私の創作のスタイルにフィットするので

喜んで何本も作っています。

広島のカフェにも委託させていただいていますが、それは後日アップします。

プレゼントしたのは、留め金部分もアーティスティックワイヤで作った二重巻きブレスです。

手首の長さをちゃんと測って、いわゆるオートクチュールで作りました。

手首の外側になるほうに沢山ビーズを使い、

内側には邪魔にならないようにビーズは少なめに、皮コードメインにしました。

 始点と終点の留め具部分は、こうなっています。

 

 

 

 

 

 上の写真は、終点部分で、留めたところにビーズを連ねてタッセル風にしました。

 

 

 

 

 

 

渦巻き状に曲げたアーティスティックワイヤが、フックとして機能しています。

手首に巻いた雰囲気は、こんな感じです。

ロイヤルブルーのチョーカー

前回に引き続き、同じ友人からこんどは

ロイヤルブルーのチョーカーのオーダーが入りました。

ロイヤルブルーの色の感じが想像するのと実際に作るのと差が出てしまい

何度かやり直しました。

土台枠のシルバーは、前回と少しだけ形を変えました。

オパールのように、角度により、きらめきがあるように工夫しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして彼は、金属アレルギーで、チタン以外は肌が荒れてしまうというので

銀枠の裏にも透明樹脂をかけてあります。

そして留め金具も手作りのチタンワイヤーでフックを作りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チタンは軽いから扱いが簡単だろうと思ったけれど、なかなかどうして、とても硬かったです。

カンもフックも、曲げてあるところを平たく叩いて、強度を出してあります。

パワーストーンをペントップに変える

ワイヤを巻いて、ペンダントトップにしてほしいというオーダーが入りました。

他の方に頼んでも、「パワーストーン」と聞いただけで遠慮してしまったらしいです。

無知とは怖いもので、私はこの石を持ったときに、別段何も変な気持ちは起こらなかったから

オーダーを受けました。

ただ、いくら何も感じなくても、気分が乗っているときじゃないと良い巻き方ができないので

石を預かってから結構時間を貰いました。

最初は石を簡単に絵にして、そこからイメージをわかせてラフ画を描いてみました。

失敗してワイヤを無駄にしたくなかったからです。

でも、結局は、ラフ画はどこから巻くかという参考にしただけで

デザインはまったく変わりました。

色を見ていたら、なんとなく花びらみたいのを付けたくなりました。

石をぶら下げてたもつためには細いワイヤでは不安です。

細いものなら細かい細工ができるけれど、ある程度太いとなかなかそれもままなりません。

（もしかして技術のせい？！ま、いいか笑）

角ばったところだけは特に注意し、石の向きも角ばった方が上に来ないように

下に向けてのデザインにしました。

モダンで素敵な彼女に

似合うと思うけれど。

 

気に入ってくれたら嬉しいです。