これを観るのは初めてではないです。何度も観ているんです。
今までも一人でも観たし、家族とも観て、笑い転げました。
今度はなんでまた観たかというと、
一緒に観た事がないトモダチと一緒に笑い転げたかったからです。
共通話題も増えるし。
周防監督の作品って、必須出演俳優が居ます。
周防さんに限らず、監督が気に入っている俳優さんは、
どの作品にもでてますけれどね(笑)
だから、最初監督がわからなくても、
出演者で「もしかして監督はこの人かな?」と分かる場合もありますよね。
竹中直人氏。柄本明氏。ぜったいにはずせません。
あの演技のセンス。大好きです。
田口浩正氏。
確かこの映画でメジャーデビューしたと聞いた気がします。昔。
その後いろんなドラマにひっぱりだこの名脇役ですよね!
え?ご存知ない?
金八先生シリーズでは、「給食費を払わない」事件の張本人で、
工場の社長役でした。
(その息子役の彼は今「プロポーズ大作戦」に出ています)
めがねかけて小太りの。。(笑)いつも汗たらしている。。。(笑)一見気弱そうな。。
「たったひとつの恋」で、
亀梨クン扮するヒロトの工場で働いていた男性役でも出ていました。
オカネを持ち逃げした。。。(笑)
確か、シャル・ウィ・ダンス?にも出ていたと思います。
ね?こんなふうに、これまではマイナーだったのに、ひとつの作品から脚光をあびちゃうんですよね。
監督の眼力のすごさですね。
そして注目したいのが、紅一点で「シコをふんだ」正子という役のオンナノコ。
好きな男の子(相撲部員)のリベンジのために、女性であることを隠して、
かなりの巨体を生かし、長い髪をちょんまげにして、胸には晒を巻いて、
「まわし」をつけて、出たんです。
何でも彼女がオーディションに来たとき、監督が「ちょんまげ」をしたらどうなるかの風貌を見たそうです。
やさしげなふっくらとしたちょんまげの顔は、本当の力士にもいたような気がします。
大乃国なんか、女性顔でしたよね。そういうイメージです。
男子ばかりのなかで本当に「まわし」をしめて戦ったというのは、感涙ものでした。ほんとに。
そして、主役のモックンこと、本木雅弘氏。
彼も確か初めての俳優デビューじゃないでしょうか。
彼はほんとにきれいな容姿をしていますね。
何度観ても笑えます。次にはこんなオカシナ場面がくる、と分かっていても、シラけずに笑えます。
映画の、一種の「質」でしょうか。
私的には、竹中直人氏のあの演技を思い出すだけで
涙がでるほどおかしくて、ついついまた観たくなるという映画です。
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