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去年コイン型のものを作らせて頂き、それをご覧になった別の方が
似たようなものを作ってほしいとオーダーをくださいました。
これが去年作らせていただいたコイン型ネックレスです。
今回も光があたらないところでは通常のシルバーですが、
光があたると七色に光るようにグリッターを使ってＵＶ樹脂で硬化させてあります。
これからの季節でもシルバーを使っていただきたく、メインは茶色の革平紐にしました。
タートルネックの上からでも付けていただけるように
長さを自由に変えられるタイプにしてあります。
短かくするとチョーカーになって、なかなかステキだと思います。
ＳＶ９２５のフィガロタイプのチェーンもご希望でつけました。
裏バチカン仕上げで、バチカン部分も純銀で作ってあります。（前回同様）
裏の「Ｌａｉｊａ７１」の刻印もフリーハンドです。
下の写真は、チェーンにした場合と、皮紐にした場合です。
少し雰囲気がかわりますね。
プラパールのネックレスを使ったリフォームのリクエストを頂きました。
ネックレスを壊して、首の後ろの留め具部分についている
ひとまわり小さい粒６個を利用してのロングピアスと
残った本体のパールで２連のラップブレスを作る、というご依頼です。
それとは別に、以前ブログに載せた赤いチェコビーズを使って
シルクリボンで編み上げたブレスと、同じ赤いビーズを使って
ロングピアスも欲しいとのご依頼でした。
２連ラップブレスは時間がかかるのでまだ着手していませんが
その他の３種は完了したので明日お渡しします。
布バッグの力作が終わり、一息つきました。
本日はハンドメイド教室の日です。
今日は、前回から引き続いていた
ストールを完成させるのと
本来の今回の課題である
純銀のペンダントトップを制作します。
ストールは今日来るまでの間に
既に仕上げてあったとの事。
ヒラさんらしいデザインに仕上がっていました。
レッスンに来るまで、
手仕事をあまりやってなかったとのことで、
針仕事も銀粘土も手を駆使する作業だから
すごく刺激になって面白いとのことでした。
そう言って貰えると私もやりがいがあります。
さて、ストールが完成したところで、本来の課題である純銀作品の取り組みをしました。
銀粘土に触るのは久しぶりだけれど、実は前回の教室で、成形だけは終わっていました。
ところが、自宅に戻って、自作を見たとき、「納得が行かない」と思い、少し手直しをした、
とのことなので、なんだか嬉しくなりました。
今回の作品は、３年間通ってくださって学んでいただいた知識と技術をふんだんに使い
「誰でも作れる１日体験教室」で作ったようなものではなく
かりにも「純銀」なので、貴金属的な扱いをしてもらえるような良い作品を意識して
作る、ということが課題でした。
だから、一番大事な「研磨」を重点的にしていただきました。
今までもステキな作品を作ってくれましたが、
ちょっとピカピカに磨いて・・というのではなく、ステンレスブラシをかけて
本体の銀肌を出し、次に耐水ペーパー（紙ヤスリ）の＃６００から番手を大きく（細かく）し、
最後は＃２０００でくまなく研磨した後、
スポンジ研磨剤の赤→青→緑の順番に番手を上げて行って
本当にやわらかな鏡面仕上げにするのが目標です。
そして、やわらかな表面にアクセントをつけるように、エッジとポイントには
磨きヘラを使って、冷たく光る（ステンレスみたいに）ように磨きました。
磨き方がツートーンのようになるという訳です。
今回は、チェーン通しのバチカンも、別売のものを使うのではなく
銀粘土で作っていただきました。そしてそのバチカンに丸カンもつけましたが
それも市販のものを後からつけるのではなく、焼成前に銀粘土で作りました。
今回は、１本のチェーンを通すので、バチカンの穴一つでよかったのですが
たまにイメージを変えて、皮紐２本を左右から取り付けて後ろで留めるタイプにも
できるようにするために、バチカンに手作り丸カンを２個（左右に分けるため）作って貰いました。
そして、合成ダイヤモンドをつけたように見せるため
偶然にできた溝とかバチカンの表面にグリッターを透明ＵＶ樹脂で硬化させ定着させました。
いつも以上にボリュームがあり存在感たっぷりの仕上がりに
私もご本人も大満足です。
実は去年から頼まれていましたが、なかなか着手できませんでした。
重い腰をあげて（笑）ようやく着手しました。
それも、毎月一回ミーティングしているデザイナー仲間の由佳ちゃんが
来月から１年間ワーキングホリデーでフランスに行ってしまうからです。
何か大きなきっかけがないと、なかなかお尻に火がつかない私だ、ということが
自分でよくわかりました。
生地はとっくに買ってありました。もちろん、去年のうちに。
生地選びもミーティングで話しました。
どんなデザインが良いかから入り、イメージを言ってもらうのですが
イメージと物理的に作れるものとに多少の差があり（苦笑）
それは現実的に多少無理だということなど色々説明させてもらって
こちらもできるだけイメージに沿うような形を考えました。
どうしても物を入れると重さで形が崩れるのをできるだけ防ぐために
丸い底は、キルト芯をはさんで３枚重ねて、キルティングしてあります。
私のブランドネームと制作年・月を刺繍しました。
生地は表も裏も、シルクシャンタン シャンブレーです。つむぎのようにところどころ
粒がでているところがあり、とてもほつれやすいです。
先にほつれ止めとして接着芯をはりつけてしまいました。
表地は、縦糸にエメラルド、横糸にショッキングピンクの玉虫色で
周囲の明るさにより色が変化します。
アクリルチェーンは、由佳ちゃんがフランスに買い付けに行ったとき、
私物として買ってきたもので、先に渡されていました。
何が何でも作らなくちゃ！という気持ちにさせられます（笑）
巾着の紐も、ツイストコードなどにしようかと思ったけれど、
せっかくなのですべて手作りにしようと決心し、共布で縫いました。
巾着を絞ったまま垂らして持つのも良し、
絞った紐をリボン結びにして持つのも良し。ものがたっぷり入るデザインになりました。
本当は、直径２０センチくらい高さが３０センチくらいとのことでしたが、
ふんわりとした丸いシルエットを作るため、タックをつけたので
たっぷり入る形になりました。
底と内側はこんな感じです。
最近縫い物と言える大きいものは作っていなかったので、
ついつい後回しにしていましたが、勇気を振り絞り頑張って作りました力作です。
