布バッグの力作が終わり、一息つきました。
本日はハンドメイド教室の日です。
今日は、前回から引き続いていた
ストールを完成させるのと
本来の今回の課題である
純銀のペンダントトップを制作します。
ストールは今日来るまでの間に
既に仕上げてあったとの事。
ヒラさんらしいデザインに仕上がっていました。
レッスンに来るまで、
手仕事をあまりやってなかったとのことで、
針仕事も銀粘土も手を駆使する作業だから
すごく刺激になって面白いとのことでした。
そう言って貰えると私もやりがいがあります。
さて、ストールが完成したところで、本来の課題である純銀作品の取り組みをしました。
銀粘土に触るのは久しぶりだけれど、実は前回の教室で、成形だけは終わっていました。
ところが、自宅に戻って、自作を見たとき、「納得が行かない」と思い、少し手直しをした、
とのことなので、なんだか嬉しくなりました。
今回の作品は、3年間通ってくださって学んでいただいた知識と技術をふんだんに使い
「誰でも作れる1日体験教室」で作ったようなものではなく
かりにも「純銀」なので、貴金属的な扱いをしてもらえるような良い作品を意識して
作る、ということが課題でした。
だから、一番大事な「研磨」を重点的にしていただきました。
今までもステキな作品を作ってくれましたが、
ちょっとピカピカに磨いて・・というのではなく、ステンレスブラシをかけて
本体の銀肌を出し、次に耐水ペーパー(紙ヤスリ)の#600から番手を大きく(細かく)し、
最後は#2000でくまなく研磨した後、
スポンジ研磨剤の赤→青→緑の順番に番手を上げて行って
本当にやわらかな鏡面仕上げにするのが目標です。
そして、やわらかな表面にアクセントをつけるように、エッジとポイントには
磨きヘラを使って、冷たく光る(ステンレスみたいに)ように磨きました。
磨き方がツートーンのようになるという訳です。
今回は、チェーン通しのバチカンも、別売のものを使うのではなく
銀粘土で作っていただきました。そしてそのバチカンに丸カンもつけましたが
それも市販のものを後からつけるのではなく、焼成前に銀粘土で作りました。
今回は、1本のチェーンを通すので、バチカンの穴一つでよかったのですが
たまにイメージを変えて、皮紐2本を左右から取り付けて後ろで留めるタイプにも
できるようにするために、バチカンに手作り丸カンを2個(左右に分けるため)作って貰いました。
そして、合成ダイヤモンドをつけたように見せるため
偶然にできた溝とかバチカンの表面にグリッターを透明UV樹脂で硬化させ定着させました。
いつも以上にボリュームがあり存在感たっぷりの仕上がりに
私もご本人も大満足です。
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