カミングアウトしようか。
ある意味、こういうことを書くこと自体が、
既にカミングアウトなのかもしれない。
ある日、ひとりのおじいさんが
ひとりの女の子にこう言いました。
「アノコは、もっと自分自身を大切にしないとだめじゃよ。
心の中で、いろ~んな感情がわきあがってきているのに
その次の瞬間、マイナスの感情は、努力してプラスの感情にさせようと思っている。
あんな事をあの人に言ったらかわいそうだから言わない、とか
本当は良い人なんだから、この位は我慢しようとか。
そういう風に「自分自身を我慢させてる」から
生命が細くなっている。太れないのはそのためじゃよ。
肉体的に筋とか繊維とかも細くなってしまっているのは、そのためじゃ。
もっと自分を可愛がってあげないと、枯れてしまうよ、ということを
アノコに伝えておやり。」
ひとりの女の子は、以前から何気なく、私に助言してくれました。
おじいさんの言っている「アノコ」とは私のことで
「ひとりの女の子」は、私の大事な友人です。
彼女は、「この世の世界の人じゃない」存在と接触ができる子です。
太れなくて困っている私のために、
精神的、心理学的な分野から、私のためにメソッドを考えてくれている時、
私のことを考えていたその時、
おじいさんは、いきなりやって来て、上に書いたようなことを言ったと彼女は言いました。
まさしく、おじいさんの言うとおりなのである。
私の師匠である占い師のオルサーラマザン師も
「あんたは優しすぎる」と私を指摘しました。
でも、別にそれが悪いとかは言われませんでしたが、
優しすぎて気を使いすぎてると言われました。
でも自分ではまったく自覚がないのです。
自分の中では「当たり前」のことになっていて、
こういう自分を「努力して」、「そうじゃない自分」にするのはとてもエネルギーが要ります。
私は思いました。
そんなこと言われても困るよ。
別に良い子ぶって優しくしてるんじゃないし、第一、
特別自分は、優しいと意識したことなんてない。
こればっかりは、生まれながらの性格と
生まれ落ちてから現在に至るまでの、自分を含めて周りで起こったさまざまな出来事とが
複雑に絡み合って、「今の私」という存在ができあがってしまったのだから。
もちろん、それは私に限った事じゃなく、誰にでも当てはまる公式なんだけれど。
女の子は、目にいっぱい涙をためて、いや、実際に涙をこぼして
「●●さん(私のこと)は優しすぎる」と言いました。
泣くほど、私のこんな性格がかわいそうだと思ったのかもしれません。
帰り道歩きながら一緒に帰って、駅の改札口でぽろぽろ涙を流しているのを見たら
本当にこの子ってば、純粋で優しい子なんだな~と心底伝わって、かどうかわからないけれど
私まで不覚にも、公衆の面前で、うるうるしてしまったのでした。
私は人を悪く言わない、とか
不平を言いたくなったらすぐにプラスに切り替えることを
「美徳」とか「美しい道徳」とか、
とにかく、それと似たような意味でやってるのじゃないです。
じゃあ、「ええカッコしい?」 いや。はずれ。それも違う。
私だって生身の人間だから、
どんなに良い人だと思ってる人のことでも、どんなに好きな人のことでも
ムカついたり、腹を立てたり、
なんでそうなんだろう、まったく、なんて思ったりしますよ。もちろん。
でも、ここからがもしかしたら問題なのかもしれない。
ちょっとでもマイナス感情が湧き出たら、
おまえ、人のことをとやかく言えるタマなのか?
自分の頭のハエも追えないくせに、人のことをよく言えるよな
逆の立場を考えてみろ、ほらみろ、そんな悪口言えるか?
言えないだろ?お前だってたいした人間じゃないのに
他人様のことなんて言えないよな?
だったら言うのをやめて、その人の良いところを探せ。
どうせ口に出すのなら、良いところを探して口にしろ。
っていう声がどこからともなく聞こえてくるような気がするのです。
これはもしかしたら心理学的な治療が必要な分野かもしれません。
昔々読んだ、道徳をテーマにしたような童話、昔話の影響で
一種のトラウマができているのだろうか。。。
と言っても、そんなのはシロウトの自己分析だからわかりません。
もうそういうふうに固まってしまっているので
どうやったらそういう固い(?)心がやわらかくなるのか
全然、100%分からないのです。
だって、「努力して」そう思い込んでる、って言うわけじゃないんだし。
でも、おじいさんは、彼女に「アノコは努力して」と言ったみたいだし。。。
あたし、無意識で努力してるのかな??
あ~、まったく分からない!!!
彼女は、
自分の心に浮かんだ感情をノートに書きなぐれと言いました。
え~?!めんどくさい。。。
そんな良い感情じゃないのに、字に残すのって苦手だな。
ココロのノートじゃだめなの?
って聞いたら、駄目だって。 うん。分かってた。
ココロのノートに書きなぐるなんて、 「腹にイチモツある」 ということと同じだから
精神衛生上、もっとも悪いだろうし。うん。分かってた。
でも、分かっていて聞いてみたかった、念押しのために(笑)
そしたら、やっぱし、駄目だってさ。
んじゃ、仕方ないから、書くか。
嫌だな~気が乗らない。でもこれも訓練か。
自分が知らない間にココロが固くなっているのが原因で太れないなら
なんとしても訓練しないと!
傍から見たら、「そんなことで自分を痛めつけて、何が悲しくてそんな他人に奉仕するの?」って思うだろな。
逆にうらやましい。そこまで言える人たちが。 心底うらやましい。
良い言葉ならどんどん書くけれど、
あんまり言いたくない言葉を、言うだけじゃなく文字にするなんて
ステキなノートではもったいないな。
広告の裏紙に書くか。
という金曜日の夜から土曜日の深夜の私でした。みなさま良い週末を!