基礎科から一緒にやってきた同じクラスの仲間は、私が1ヶ月イロイロあって休職して、
休職=自由になるお金が無いw ため、クラスを3ヶ月休講している間に(3ヶ月単位なので。。)
どんどん先に進んでしまったから、
今では私より先に「研究科」へ行ってしまいました。
研究科へ行くにあたっても、一発で行けず、中級クラスの「審査課題コース」を再受講したのです。
きっと私も一発で行かれないと思うけれど(やる課題が沢山あって!)
とりあえず、中級クラスの最後の課題を今日何とか終わらせたい。
本当だったら「審査課題コース」の課題にとりかかっていなくてはならないのに、全然追いつかない!
先に行った仲間もそうでした。
今日、新しい課題に取り掛かるのに、今日終わらせたいとは、私も考えが甘いのう。。。(苦笑)
テキストを見ているとすぐにできそうなのに、それがクセモノなのであった。。
何と言っても一番時間がかかる作業は「鏡面仕上げ」です。
鏡のように仕上げる為には、いろんなタイプのヤスリを使い(棒ヤスリだけじゃなく、紙やスポンジも)
そして仕上げに研磨剤のペーストをシルバークロスに付けながら、
黙々と手を動かして磨くのです。
今日はイロイロなことをしたいからといって、重たいのに沢山の材料を持ってクラスに来ても
時間内でやったことと言えば、ただ「磨くだけ」ということも多々あります。
やってもやっても、満足にできず、もっと鏡のように、もっとキズをつけないように、もっと、もっと。。。
となり、あまりやりすぎると土台が痩せてくるから穴のあく心配もあるのです。
今日は、スティックブローチをリューターワークで作成するのですが、果たしてリューターを使うまで行けるか。。。。
これは前回作った「さざ波のペンダント」です。
今回は、ペンダントトップにチェーン通しの穴を開けず、裏バチカンを付けています。
先日「ゴールドとのコンビリング」を作ったときには、「金粘土」を使いました。(←かなり高価だから失敗できぬ!)
今回は「金箔」を使いました。
金箔は、「熱い物にくっつく」という性質があるので、それを利用して、既に焼成して研磨した土台を
また800度の熱さにして、熱いうちに目的の箇所に金箔を載せ、手早くスパチュラなどでトントン叩き、定着させます。
その際、土台の熱がスパチュラに移って、今度はスパチュラが熱くなると、
金箔はスパチュラに絡み付いてくるという厄介な現象が起きるので、
トントン叩いて定着させる時に、少しずつ叩いては、スパチュラを水につけてスパチュラの温度を下げ
ティッシュで水分を拭いて、またトントン叩く。。。という作業を繰り返します。
熱いうちに行う。。ということがキーポイントなので、だんだん土台が冷めてくるから
また、金箔がくっついている状態で、800度の電気炉の中に入れ、また取り出してトントン。。の繰り返しです。
でも、土台を電気炉に入れることができるのは、3回までです。
金箔部分が「合金」になれば、剥離しません。
出来上がりをみて、波の出し方は、なかなかよくできたと思うけれど、金の部分がもうちょっと「光っていない」方が
高級感があるなと思いました。
でも、だんだん「貴金属」と呼べるものが作れるようになってきた実感があります。