銀粘土のクラスは、インストラクターになった後は、「研究科」というクラスに所属し
課題は一切なく、自分のすきなように技術を極めていくクラスですが
もっと高度なことをやりたくて、神楽坂のアトリエにお世話になりました。
紹介してくれた大●さんはスリランカ在住15年で、
三ヶ月に一度仕事で帰国します。
10月の15日に彼からスリランカの紅茶とカレーを貰いました。
先日の土曜日(10月25日)は、神楽坂2回目です。
だんだん要領を得てきた私は、家で早いランチを食べて
昼前に到着しました。そして昼抜きで夕方4時半まで
実習をしました。
アトリエ ガルは、サイトを見てもらえばわかるけれど
狭い路地に面してあります。
でもその隣は、有名なイタリアンレストランで、いつも予約でいっぱいだとのこと。
この日も、近所のおばさまとかお姉さまたちが商品を見にきたり
買いにきたりしていました。
ふらりと商店街の店主さんたちが散歩の途中で立ち寄ったりします。
そういう土地柄なんでしょうかね。
そういう光景を横目で見ながら、私は奥の一角で
実習をしています。
近所の店主さんたちや、お得意さんのオクサマたちが立ち寄ると
「彼女も今勉強の身なんですよ・・」と
何気なく私を紹介してくれる。
私は聞こえないふりをして、
ものすごく真剣な顔つきで作業の手を休めない(笑)
何といってもそれが一番いろんな意味で無難だと判断したのです。
そんな中に一人のオジサンが立ち寄りました。
昨日のゴルフコンペの話を師匠やデザイナーのみどりさんとしていました。
後で聞いたら、そのオジサンはこういう方でした もうびっくり。
今回は、純銀ではなく、SV925を使った工法を習っています。 「ロウ付け」の手法は、粘土でいうところの
「油性ペースト」を使った手法と似ています。
普通のシルバーが溶ける温度よりもぐっと低い温度で、ロウのように溶ける特殊な施しをしてある薄い銀の板を
必要な大きさにカットし、「洋白(ようはく)」という白い粉をつけながら、ガスバーナーで固定します。
たとえばリングの地金にちょっとしたアクセントを「糊付け」したいときとか、サイズあわせでほんのちょっと欠けている
箇所を修正したりというとき、土台の地金を希硫酸につけて、その後、バーナーで黄金色になるまで焼き、
そこへ、ロウ付けをします。
希硫酸とバーナーが怖くて、ものすごく緊張します。
また銀粘土と違い、SV925は、出来上がってからヤスリで形を整えるので、力が要ります。
手先だけで削ろうと思っても全然ダメで、体の重心をヤスリに向けて、押し出す感じで削ります。
なれないと全然進みません。やわらかい銀粘土でやっていた私は、めずらしく汗だくになる作業です。
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