塾の仕事に心身ともにかなり参っています。
はい。寝る時間が少なくなり、家事なんて一切できず
翌日の昼の仕事にかなりひびいて、もうぼろぼろ状態なんです。
教えることは楽しいし、学ぶことが楽しいです。
何がつらいかというと、生徒一人一人の教務内容を個々の生徒のノートに記す作業がつらいんです。
どうしても書けない。
ここの単元を指導しようと準備していたのに、当の本人がまったくやる気がなくて
遊んでしまって、時間ばかりが過ぎていき、
お金を貰っている以上、そんなことは理由にならないから、なんとしても指導しようとする。
やりたくない、やってみたら?
やだ、やる気ゼロ、そんなこと言わないで、今日はここまでにするから
めどは立てたものの、それだけでは教務にならないことがあります。
でも不可抗力、と呼んだら甘いでしょうか、どんなに工夫しても、
やる気の無い当人に、限られた時間内に予定単元を終わらせることが実に難儀なんです。
たいしたことができなくても、後で保護者に聞かれた場合、
申し開きができるような事をしておく必要があります。
ただし、絶対にしてはいけないのは、体裁を作って、教えても居ないことを教えたと書くこと。
虚偽になります。
そんなことは200%分かっているし、言われなくても虚偽なんてするつもりは毛頭ありません。
仕方が無いから、本当にやろうとしたこと、そしてできなかったこと、その後どうしたかを
克明に書くしかない、それ以外には白紙で提出するしか道はないんです。
こういう生徒を教務した後には、「また塾長から訂正!とか言ってノートが差し戻しになるんだろうな」と
ひやひやドキドキしながら、楽しくない気分でノートを書きます。
毎日毎日、このノートとの戦いで、私は頭がおかしくなりそうなくらいぼろぼろなんです。
いっそのこと、辞めたい、私には向いていないんだ、近いというだけの理由で応募した私が
あまりに浅はかでバカで情けない。身の程知らずだった・・・
いつも1人残務をしているときに後悔の念が頭をよぎります。
今までは、深みにはまらないうちに、無理だと思った職種は、スパッと辞めて
すぐに自分に合いそうなものを見つけていました。
飽きっぽいというのとは違い、あくまでもサイドワークなので
正社員じゃないし深く追求したりせずに、パートの役割を果たせれば良いから
時給以前に効率よく働ける仕事に就くのが賢明、だと思っていたからです。
もちろん、パートとはいえ、
請け負った仕事は、最後まで責任を持って終わらせるのは言うまでもありません。
ただ、自分にとっては深入りする仕事ではないので、という頭があるのです。
それなのに、こんなにつらい思いをしているにも関わらず
「いやいや、なんの。大丈夫だよ」という声が毎回心に響くのです。
なんで?こんなにつらいのに。もう寝不足で栄養失調で(疲れて食べたくないから)
母より老けたと母に言われてショックなのに
この仕事のおかげで、創作が押せ押せになっているのに
それなのに、なにが一体大丈夫なのよ!!!
あ~だれか、腕の良いサイキックな人が私を見て
「この仕事続けていたら大変だから辞めなさい」って言ってくれないかなあ、なんてことまで
考えてしまうこの頃なのに、それがなんで「いやいや、大丈夫」なのよ~~!!!
なんで?という私の問いには、一向に答えてくれません。
思わず、私が1人で一人二役の芝居でも無意識にしているのだろうかとさえ疑ってしまいます。
でも、ほんとに疲れているので、自分を叱咤激励して「頑張ろう!」なんて
まったく思っていないのだから
私が無意識でも「大丈夫だよ」なんて言うはずが無いんです。
そして、もっと不可思議なことは、
昼までの仕事が終わり、「あ~今度は塾か・・・」とどんよりしながら家までの道を歩いているけれど
いざ、塾の戸を開けると、何だか知らないけれど、やる気が出てくるんです。
でも、また残務の時間になると、
どんよりしながら消しゴムのカスばかりがものすごい量になって
同じ生徒のノートの同じページばかりを書いては消し、書いては消しの繰り返し。
そしてまた例のごとく「あ~~もうやだよ~~~!」
それでも笑いを含んだ、あまりにも悠長な声で
「いやいや、まだまだ平気」と言われてみてください、
え~うそでしょ~~!?と思う反面、
あれ?もしや、そのうちにコツをつかんで、慣れて、
もっと効率よく書ける様になって、後輩にコツを教えられるようになったりして?
なんて、ほんの一瞬の隙に考えたりしちゃうものです。
私は誰に動かされているんだろう。
本当にやりたい仕事関連のバイトなら効率よいだろうに
まったく違う性質の仕事ばかりをやっている、これにも意味が絶対にあるんだろうな
と考えざるを得ないんですね。
そのうちに良い報告が書けることを自分でも祈っています。
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